「MUSIC FOR THE RECENTLY DECEASED」I KILLED THE PROM QUEEN

Music for the Recently Deceased

Music for the Recently Deceased

2007年もMETAL COREの勢いは止まらない。
去年は大御所が次々とリリースしてたが
今年の方は大御所だとSHADOWS FALLくらいで
いよいよ新生代のBANDが快進撃を遂げるのか?と注目するが
その一方でMETAL COREという音楽の流れも
マサチューセッツを起源に海を越えドイツへと肥大したが
さらに今度は南の方を下って
なんとオーストラリアに辿りついちゃったりする。
というわけでオーストラリア産のMETAL CORE BAND
I KILLED THE PROM QUEENの登場である。
某音楽雑誌のCD REVIEWであるライター女史が
BAND名以外ベタ誉めしていたので注目を置いていた。
メンバーの年齢は全員20歳とやはり若い。
音は北欧のメロデスを思わせるフレーズを活かしながら
止まることなく爆走する良質のMETAL CORE。
ツインギターの片割れがメロディックなVoをも兼任している。
なんと言ってもメインのVo(Edward Butcher)が凄く良い。
DARK TRANQUILLITYを思わせるしゃがれたデス声だが
怪奇的なシャウトだけではなく狂暴なグロウルも披露しており
しかも後半からどんどん上手くなっている。
今まであったようで無かったタイプのVoである。
彼のVoをより活かすようにすれば
このBANDはさらなる進化を遂げて行くに違いない。
まさに始まりの1枚である。