「FIRST ROUND FIRST MINUTE」Sugarplum Fairy

ファースト・ラウンド・ファースト・ミニット

ファースト・ラウンド・ファースト・ミニット

やっぱROCKたるものガツーンと来る曲が良い。
笑いと同様に掴みが大事だったりする。
スウェーデン発の5人組、Sugarplum Fairy
同郷のMANDO DIAOのフロントマンGustaf Norenの弟である
VictorとCarlの兄弟が所属するBANDである。
彼等の日本デビューはちょうど1年前の今頃に出た
1st Album「YOUNG & ARMED」であるが
60〜70年代のROCKのテイストをそのまま入れた
レトロでモダンな雰囲気のあるROCK SOUNDだった。
それから1年して世に出た2nd Albumは
冒頭から一気に弾むビートが炸裂して
ギターを鳴らして唄うガチンコ勝負の直球ROCKである。
曲によって交代で唄うNoren兄弟のVoは
癒しのある甘い声であるにも関わらず
ノリの良いアッパーチューンに見事にとけ込んでいる。
前半はテンポの良いROCK NUMBERで構成されているが
後半はガラッと変わって静かに流れるナンバーが多い。
アルバム全体を通してBANDの「華」でもある
Voの声の魅力を思う存分に発揮しているのである。
単純明快ではあるけど妙にスッキリするROCKである。
飛ばして、聴かせる。
BANDのSOUNDの基軸が明確に写し出された1枚である。
真っ直ぐに爽快。