「everything's watched, everyone's watching」HEAVY HEAVY LOW LOW

Everything's Watched Everyone's Watching

Everything's Watched Everyone's Watching

凄く個人的なことではあるのだが
自分はどちらかというと型にハマるよりも
型にハマらない音楽が大好きな方である。
だからジャンルが分かりやすい音楽よりは
ジャンルが分かりにくい音楽の方が気に入ったりする。
それが特に去年、いや一昨年にFANTOMAS
BETWEEN THE BURIED AND ME
聴き始めた辺りからそうなってきただろうか。
そんな中でまたしてもヘンテコな音を持つBANDが現れた。
カリフォルニア州サン・ノゼ出身の5人組。
その名もHEAVY HEAVY LOW LOW
まずBAND名からして良い意味で凄く変である。
そして繰り出される音もまた期待を裏切らないほど変。
大まかにカオティックハードコアとも言えなくも無いが
とてもカオティックだとは言いきれないほどの自由っぷりである。
Voは時に叫び、唄い、唸ると順応無尽に暴れまくる。
ギターは頭にメロディックなフレーズを奏でたかと思いきや
重厚なリフを繰り返すように刻んでくる。
リズム隊は目まぐるしく変わる展開を流れるかのように打ちつける。
こうして僅かな時間で数々の狂気を
休むことなく次々と表現していくのである。
それは変態HARD CORE以外の何者でもない(←誉め言葉)。
さらにこんな音を奏でているメンバーが
平均年齢19歳というのもかなり驚きである。
そういう意味ではまだ手荒い感じはあるんだけど
この先LOUD MUSIC界において
小さな台風の目となるのは間違い無い存在である。
変であるからこそ良い。