「A STATIC LULLABY」A STATIC LULLABY

Static Lullaby

Static Lullaby

CDを購入してはないんだけど
E-CARDで繰り返し音源を聴いて印象に残った曲がある。
それがA STATIC LULLABY
「The Shooting Star That Destroyed Us」だった。
今やスクリーモの代表として知られるこのBAND。
しかし自分はスクリーモをよく聴く身でありながら
肝心のこのBANDだけはそれほど聴き込んで無かったりする。
第一に購入するタイミングを逃したってのもあるが
彼等が日本デビューを果たした2nd Album「FASO LATIDO」が
若干インパクト不足で好みに当てはまらず
購入を見送ってしまったという理由もあったりする。
しかし今年になって彼等のセルフタイトルとなる3rd Albumを
ヒロ・アシリマ氏でお馴染みの
Grind House レーベルから出すのと
つい先日中古CD屋で彼等の旧譜2枚を発見した機会もあって
この際だから彼等の作品を一気に購入したのである。
やはり1stの「...AND DON'T FORGET TO BREATHE 」は
Voの良さ、テンポの良さ、弾けっぷりの良さを含めて名盤である。
その一方で2ndの「FASO LATIDO」は
先述のようにインパクトには欠けるが
ギターのメロディにある隠れた良さを引き出す1枚だった。
そして3rd「A STATIC LULLABY」は
前の2枚のアルバムの良い部分を合わせた内容だが
3人ものメンバーチェンジとレーベル移籍を経て製作された今作は
彼等のAlbumの中で最も衝撃的で爽快な1枚だと思う。
Voはフロントマンのスクリーム、Gt/Voのメロディック共に
勢いを持っており、ふっきれたかのような印象がある。
それ以上に力を持っているのがBANDの演奏で
特にリズム隊が半端ないくらい豪快にPLAYしている。
新加入のBaが実に良い刻みっぷりを魅せており新しい息吹を注ぐ。
ロディックである以上にアグレッシブな
攻撃性の高いスクリーモサウンドがここに出来上がった。
A STATIC LULLABY。本物は只では転ばない。
ファソ・ラティド

ファソ・ラティド