「CITIES」anberlin

Cities

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これは贅沢すぎるEMOと言っていいだろうか。
既にアメリカのインディーズシーンを席巻している
フロリダ発の5人組、anberlin 。
彼等の名を最初に聞いたのは
EAT magazineでお馴染みの星川絵里子女史が
2005年のBEST盤に彼等のブレイク作である
2nd「Never Take Friendship Personal」
を挙げていたの目にした時である。
当時自分はMUDVAYNEの件で
星川女史にあまり好意的でなかった為
(EAT誌上でバンドをこれでもかというほどボロクソに扱き下ろした)
さほど気にしなかったのだが(←おい)
今年3rd ALBUMでついに日本上陸するに辺り
その波に乗るかのように食いついたのであった。
このBANDは慈善活動もやるほど熱心なクリスチャンバンドでもあり
そのせいか歌詞にも救済や慈悲を思わせる言葉も多い。
だけど彼等の本質は繊細で多彩なメロディラインと
ピッタリと息の合ったバンドの演奏力、
そしてVoの切ないけど包み込むような温かさもある歌声だと思う。
シンセも含まれた鮮やかに彩るサウンドメイクは
このバンドの象徴と言って良いほどに見事に多彩である。
特に終盤での曲の展開は凄く壮大で深く聴き込んでしまう。
もちろん序盤での曲も気持ち良いくらいに爽快で良い。
これほどスッキリして色鮮やかなEMO ROCKは数少ないだろう。
EMOの本質、ここに極まり。