ただいなくなっただけ

2月2日はシド・ビシャスの命日ですが
本日、うちで飼っていたシーズー犬のナルが天に召されました。

というよりはむしろ
消えてしまいました。
というのが正直な自分の心境。
なぜなら今日から1週間くらい前の日の朝に
ず〜っと調子が悪くて寝たきりの状態になってて
その日朝のバイトだったから
家を出る際にチラッと見たのが最後。
その日の夜に緊急入院。
大阪にいた妹も急に帰ってきてから
その次の日からお母と妹は毎日動物病院に行って
親父も休みの日とかに付いて行ったが
自分はやらなければならない事情があって
見舞いに行かない日が続いて
で、そのノルマもやっと落ち着いた感じになって
そろそろ見舞いに顔を出そうかなと思った翌日に死んだ。
まさにこれはわが家の犬が我輩に対して行った
最悪のクソ食らえ行為ってもんです。
それで今日も朝からバイトで病院にも行けず
なんか火葬場がバイト終了の30分前に閉まるみたいで
結局その日の内に最後の別れも済んで一通り終わって
遺骨はというとなんか静岡にあるペット霊園みたいな所に
引き取られて埋葬されるという感じ。
だからもう死んだという感じじゃなくて
ただいなくなっただけ。
でもそれはそれで逆によかった気もする。
お母と妹はなんかもう憔悴しきってる感じだったし。
まあ飼い始めてもう既に10年経っているから
そろそろだとは思ってはいましたけどね。
しかしながらアイツは本当周りから好かれていた。
見た目が可愛いからなのかもしれないけど好かれてた。
我輩は全然好かれないが。
母や妹は当たり前だとして
あのいつも厳格な親父までもが優しい口調で可愛がる。
そういうのを見てると当時人間不信一歩手前の自分は
どんどん冷めていって
可愛がるとかそういうのは一切無くて
ただ頭をなでるだけ。
そんな感じで接してきたもんだから
アイツはオレのときだけ妙に冷静な反応だった。
ただし外で雷がなった時に限っては
雷恐怖症同士意気投合してたけど。
でも本当世界で一番幸せな一生だと思うよ。
だからオレはもう逆に
誰からも好かれずに生きていって
最後はどっかで一人のたれ死んでやろうか
なんて思いもしながら
今までの感謝と冥福を込めてこの言葉で送ります。
この幸せもん!!!