「修羅場」東京事変

「修羅場」東京事変


ちょうど1年前の今頃、
東京事変は初めてその鮮烈なる姿を現した。
椎名林檎がBANDというスタイルで再出発。
ベースには彼女のROCKには無くてはならない
亀田のおっちゃん(←何それ)こと亀田誠治
そして何よりもPE'Zヒイズミマサユ機ことH是都M
キーボードで参加と期待度大の中
1stシングル群青日和を耳にして衝撃を食らったのだ。
それはまさに椎名林檎のROCKそのものであり
聴く者の魂を揺さぶるには完璧すぎる1曲だった。
H是都Mの個性がまくり出た鍵盤弾きに加えて
初めて耳にする昼海幹音のノイズ出まくりのギターソロが
BAND全体の個性をあっという間に作り上げたのだった。
そのH是都M昼海幹音の両氏が
お互いの音楽活動の為に東京事変を脱退したのが今年の夏。
ヒイズミ氏は本業がPE'Zだから仕方ないとしても
まさか昼海氏までも脱退するとは予測できなかったわけで。
東京事変は一旦BANDを新たに作り直すことを余儀なくされた。
そして新編成になって初めての音源となったこの「修羅場」
やはりというべきかこれまでとは全く違った音に生まれ変わっている。
ノイズや個性的なメロディは一切払われて、
よりシックにかつアダルトの雰囲気を醸し出した音となった。
ギターはしっとりと流れるように奏でており
キーボードも前に出ることなく静かにメロディを刻んでいる。
その一方で個性を前面に打ち出したのがVoだ。
愛の修羅に叫ぶ林檎の唄は鋭い刃となりて突き抜ける。
"新生"東京事変はより「女」の色が強調される姿となった。
 
エウレカセブンが面白い。