「COME CLARITY」IN FLAMES

「COME CLARITY」

非の打ち所の無い傑作。
これがそう言わざるとして何て言うか。
それほどの衝撃だった。
北欧のメロディックデスメタルの第一人者で
その影響力は絶大なBANDの最新作は
彼等の最近の作風の延長戦とはいえ
本来BANDの中にあった狂気なる一面を前面に出した
良い所だけを選りすぐった1枚だった。
特に4曲目の「DEAD END」は
完全にデススラッシュと化しており印象が強い。
だけどこのアルバムの良い所はそれだけではない。
これまで感じていたブルータルとメロディックの違和感が
今作では全く感じられないのである。
メロディの運びがスムーズになっているのだ。
唯一AndersのVoに若干違和感はあるのだが
ある意味それすらも魅力になっている。
あとベースのグル―ヴ感もこれまでで最も最高潮であり
力強く変化の激しい曲を支えている。
最も聴き応えがあるのは4曲目の「DEAD END」。
地元スウェーデンの女性Voをフィーチャーしているが
このVoの掛け合いが絶妙で特にAndersの追い上げが凄まじい。
アメリカを舞台に移して複雑な実験作を彼等が
ここに来てようやくその答えを出したような気がする。
ただこうストレートな作品を出した場合
次はまた実験的な作風になったりするかも・・・。
 
ただ今CD連続REVIEWを実施中。
若干訂正を加えながらやっております。
VERSUS THE NIGHTは2回ぐらい変えております。