「ろくおん」にせんねんもんだい

にせんねんもんだい

いや〜ぶったまげた。
ある日突然某大型CD屋に置いてあって
耳にした途端にとてつもない「音」が流れて
なぜか気になってとうとう買ってしまった。
このなんとも言えないジャケットの絵も
自分に「買え! そして聴け!」と言っているようなものだった。
いろんな意味でぶったまげた。
東京を中心に活動する3ピースバンド。
メンバーは全員女性。
「美人レコード」という名の自主レーベルもやっている。
バンドの名前はにせんねんもんだい
曲のジャンルはなぞなぞロック!
不思議臭がどこからともなく漂ってくる。
このバンド、そしてこのアルバムの良い所は
問答無用
なやりっぷりだろう。
開始早々、明らかに外で録ってきたかと思われる環境で
メンバー3人が
2001年宇宙の旅」のテーマ曲の替え歌で
♪にせんね〜ん にせんね〜ん
 にせんね〜ん もんだあ〜い♪
と鼻声で唄い出す。
それが続いたかと思えば2曲目に入り
ノイズだらけのギターと
荒々しいベースとひたすら暴れるドラムが突然繰り出す。
いわゆるノイズミュージックというジャンルで
地下音楽とも言うがそれで括るにしてもかなり個性的な音だ。
一見バラバラなギター、ベース、ドラムの音が
進んでいくごとに1つにまとまり強烈な音楽を生み出している。
それは衝動的であり破壊的でもあるが摩訶不思議。
ある意味カオティックハードコア以上にカオティックかもしれない。
だけど曲を聴いてて感じたことは
「やっててすっごく楽しいだろうな」
ということである。
すっごく楽しいから、ほんとうに好きだから
この「音」が出来あがるんだなと思う。
考えてはいけない。
深く考えないほうが良い。
理論とか理屈とかそういうの全部抜きにして聴いたほうが良い。
凄まじいけど不思議。
綺麗はノイズで花咲かせ。

ろくおん

ろくおん

 
 
 
レンタルビデオ店で見つけたAVのタイトル。
衝撃!!女ボディビルダーS●X
残念ながら貸し出し中。