せづねえ

果てしなく続くヘドロ魂
By.イラン・ギアン(前々回の日記参照)
こんばんわ。Yuusyaこと∀tsu です。
なんかもうむっさり夏になりましたね。
朝、半分寝ている状態でバイトに行く時に
公園で小学生軍団がラジオ体操をやっているのをよく見ます。
大人になったらこういう風景を見ると
ああ、あの頃に戻りたいと思う人は多いと思いますが
全然思いません。
 
話は変わってつい先日ある映画を見に行きますた。
ハチミツとクローバー
略してハミバー(嘘)。
有名な漫画が原作ですね。
なんかここんところ漫画が原作の映画ばかり見ている我輩ですが
やっぱ二次元で書かれていた世界を
三次元で表現するというだけあって
興味本位を注がせる起爆剤になりますにょね、漫画原作というのは。
ですがこの作品に限っては興味を引かれる部分は少し違いますね。
まずこの作品の最大の魅力でもある
「全員が片思い」という内容。
我輩はぶっちゃげラブストーリーがほぼ苦手デス。
特に最後に両思いになるというパターンは特に苦手デス。
なんでかっていうと分からないんですよね。
惚れるという部分はなんとなく分かるのですが
両思いになるとか付き合うとかそういう部分になると
分からん。
そういうわけで嫌煙していましたが
この「ハチミツとクローバー」に関しては
ほぼ全編が片思いで描かれているから
共感する部分が多いのですね。
 
つまり
 
片思いは分かるけど
両思いは分からない
 
なぜなら
 
片思いの経験しかないから
 
ブラボー!!!
 
そういう部分もあってか
ついついこの作品に興味を持つ所もあって
映画見る前に原作とアニメのDVD1巻をサラリと見ましたが
コレが意外にもハマりますて
映画も見に行った次第でございます。
 
そうですね。感想と致しましては
 
・・・せづねえ
 
この一言に尽きないでしょうか。
原作もそうですけどこの物語は
人生の甘酸っぱい部分を実に上手く引き出している。
共感を持てたのは眼鏡をかけた青年の真山。
年上の女性に恋をして
ストーキングまでしてしまう役ですが
そのストーカーぶりが原作よりも陰湿になっててウケた(笑)。
映画の真山は好青年な原作やアニメと違って凄く3枚目ですが
それはそれでアリなんかなと思ってしまう。
これは役者さん(加瀬亮)の個性が良かったからでしょうね。
 
だけどやっぱり一番の見所は
 
蒼井優
 
蒼井優なのデスよ!
 
花とアリス」の印象が強くて気になっている女優さんですが
今回演じた「はぐ」こと「花本はぐみ」役も実にハマっていましたね。
原作での「はぐ」は小さくて人形みたいなキャラクターで
こういうキャラ完全に二次元にしか存在しないんとちゃうの?
と思ってましたが配役が蒼井優に決まったら
妙に納得してしまった。
興味を持った最初の理由もそれだったんですけどね。
で、実際にスクリーンで見てみると
あ〜惚れるわ!
もう主人公の竹本(演じるのは嵐の櫻井翔
でなくても絶対に惚れますよね。
声聴くともっと惚れるわ!
劇中で竹本が授業中に思いだしてニヤけるシーンがありますが
分かるわ! そこ!!!
・・・・・・なんか自分で書いててちょっと空しくなったわ(苦笑)。
 
他にも見所はいろいろございますが
(原作には描かれていない海のシーンとか)
人生において最もデリケートな部分を緩やかに描いた
そんな印象の映画だったと思います。
原作やアニメで強烈だったギャグも若干減らしてるし。
あと音楽
我輩の神アニメの1つに挙げられている
カウボーイビバップでお馴染みの
菅野よう子が担当しており、またこれが実にいいんだわ。
唯一残念なのが伊勢谷祐介が演じる森田。
原作では「可笑しな変人」として描かれていますが
映画は「ちょいワルな鬼才」になってて若干異質な感じがしました。
(それはそれで印象強かったですけど)
 
見て欲しいシーンはいろいろありますが
海のシーンとクライマックスからラストへの流れは特に良い。
 
要するにアレです。
 
片思いだから
いいんじゃ!!!
 
以上、Yuusyaこと∀tsu でした。
 
追伸
関めぐみさんって髪が長い頃の飯田圭織に似てますね。
 
さらに追伸
真山が惚れる年上の女性の理花さんって
原作を見るとなんか大人になった綾波レイって感じがしますね。