「BEYOND VIRTUE, BEYOND VICE 」VAUX

VAUX

2005年くらいから
"スクリーモ"という名のジャンルは
LOUD MUSIC のほぼ主流となっている。
繊細なメロディに狂気のカオスを混ぜた音楽。
そんなバンドが数多くシーンに顔を出しているのだが
このバンドに至ってはそれらとは全く異質な感じがする。
デンヴァー出身の6人組VAUX
デビューは98年辺りでオリジナルアルバムも3枚目だ。
このバンドの特徴はトリプルギター編成である所だろう。
その中の一人(Greg Daniels)はキーボードも担当しており
しかもLIVE中に演奏しながら照明の操作もこなす曲者である。
よって曲によってはギター×2、キーボードの編成であるものの
ギター×3になって放つ音の衝撃は計り知れないほど強力である。
なおかつVoのQuentin Smithも個性的な声であり
Julian Casablancas(THE STROKES)
の自由奔放な歌いっぷりと
MARILYN MANSONの狂気を吐き出したシャウトを
同時に兼ね備えたある意味危険なVocalの印象を受ける。
しかしとても"スクリーモ"では収まりきれない音である。
揺れていて脆く今にも壊れそうな感情を音にしたようでもある。
HARD COREでありながら
RADIOHEADTHE COOPER TEMPLE CLAUSEのような
叙情的なUK ROCKの要素も兼ね備えている。
この音が放たれる瞬間を生で見れたらどれほど凄いことか。
一度はLIVEを見てみたいBANDである。
狂気は切ないほどに切れ味を増す。
 
 
 
本日バスに乗ったらふと前の座席の裏に書かれてあった落書き

大好きだったよ。
さようなら!!
 
 
 
 
 
 
切ないわ!!!