「MYTHS OF THE NEAR FUTURE」KLAXONS

Myths of the Near Future

Myths of the Near Future

なんか今年に入ってやたら耳にするようになったのが
「ニュー・レイブ」という音楽用語である。
ダンスミュージックの最先方でもあるレイブ・ミュージックを
新しい解釈で表現してみた音楽のようである。
中でもENTER SHIKARIと並んで代表的に挙げられる
ニュー・レイブのバンドがこのKLAXONSである。
Ba,Gt,Keyとそれぞれ楽器パートを持つ3人が
揃って唄いながら演奏をするというスタイルが実に特徴的。
そんな彼等の音楽だが「レイブ」という括りだけでは
収まりきれないほど多彩な要素を持っている。
基本的にはダンス・ミュージックなのだが
Gtは完全にROCKと化しているしリズムワークも多彩。
何よりもフロント3人が放つソウルフルなVoが面白い。
もう「踊る」というよりは「弾ける」と言っても良いかもしれない。
それほど自由奔放な音楽性だと思う。
どうせならもっと弾けても良かったし
インパクトをさらに増やせば凄いことになったかもしれない。
そこは惜しい部分でもある。
だけど「個性」を魅せつけられた点に関しては満点である。
これからの音楽はこうなっていくのか・・・。