「Pressure The Hinges」HASTE THE DAY

Pressure the Hinges

Pressure the Hinges

先日レンタルでtaste of CHAOSのDVDを観たが凄く良かった。
METAL COREにEMO、SCREAMOと
異なる音楽性を持ったバンドが一度に集結する音楽の祭典だったが
違和感がほとんど無く観れて面白かった。
と同時にEMOとMETALの境界線はもうほとんどない、とも感じた。
そういえばSCREAMO系のBANDにも
METALの要素が入っている音楽性を持つものが何組かいるし
METAL CORE系にもメロディックパートの部分が
若干EMO入ってるBANDもいたりするし
もはやMETALとEMOは今や紙一重と言っても良いかもしれない。
そこで出てきたのがこのBANDである。
インディアナポリス州出身の5人組、HASTE THE DAY
Voはフロントマンの他にBaとGtの片割れが兼任しており
スクリームとメロディック×2のトリプル編成になっている。
(たぶんフロントマンがスクリーム担当)
その彼等の放つサウンドだがこれが何と言って良いのやら。
一応全体的にみてSCREAMOと言っているのだが
METAL COREの要素もかなりあってジャンルとしては凄く曖昧。
でもこれだけは言える。無性に凄まじくカッコ良い。
HARD CORE直系の狂暴性を持つスクリームVoも印象的だが
最大の魅力はメロディックVoの絶妙なコーラスワークだろう。
彼等特有の透明で繊細なハーモニーはかなりの実力派。
一方でガッチガチのリフや唸るギターソロと
曲の中心を固めるMETAL CORE要素も半端じゃなく
特にDrの重厚で厚みのあるドラミングはかなり印象的。
これが現在の、そしてこれからの
アメリカのLOUD ROCKを象徴する音楽となるではないだろうか。
外は獰猛、中は良質。