「チョモと僕は棚の中」チョモランマトマト

チョモと僕は柵の中

チョモと僕は柵の中

歌詞に込められた思いをVoはどのように伝えるか。
熱唱・シャウト・ラップ。どれも有りと言えば有り。
そして詩を朗読するかのように
己の魂を込めて大声で聴衆相手に語り倒すのも有りだ。
中でもエレファントカシマシの名曲中の名曲
「ガストロンジャー」での宮本浩次の熱弁は驚異的で
音楽もといROCKとは何でも有りだなと確信した一曲だ。
さてこのチョモランマトマトは神奈川県横浜発の4人組。
注目はなんといってもVoの石井成人氏。
たぶんジャケ写で裸同然でいる人物は彼であろう。
その彼が一曲目からもうマシンガンのように語っている。
リズミカルなBaとDrにどこか異彩な音色を放つGt。
その曲をBackで堂々と鉄槌を振りかざす。

自分と対峙しろ 逃げるな!自分から逃げるな!

と彼は心の底から大声で魂を込めて叫ぶ。
それが打ちのめされるほどに圧倒的で衝撃的だ。
凄くアグレッシブで自由奔放な音である。
リズムはFUNKなのにGtはPUNK、そしてVoはROCK。
ある種MIXTUREのようでもあるがこのBANDはROCKだ。
それは全てVoにある。
マイペースで語って唄うVoだけど
正直で真っ直ぐで全てをさらけ出している。
目の前にあるどうしようもない現実に
彼は一人ボロボロになっても真正面から向いている。
どうしようもなく直情。だからROCK。