「FAVOURITE WORST NIGHTMARE」arctic monkeys

Favourite Worst Nightmare

Favourite Worst Nightmare

arctic monkeysのROCKを例えるなら
自分は「ジェットコースター」だと思う。
一度動き出したらもう止まらない。一気に走る。
1st albumの印象がまさにそれだった。
あれからもう一年が経ちもう2nd albumである。
創作のスペースもジェットコースター並だと思う。
そして一曲目から勢いあるドラミングで始まる辺りから
彼等の現在の絶好調ぶりを感じさせる。
さらにどこか異質だがROCKの息吹を感じるGtのメロディ、
Alex Turnerの王道であり勢いのあるVoが楽曲を引き立たせる。
前作で魅せつけた彼等特有の部分は健在。
だけどそこは2ndだから新たな試みもやっている。
5曲目のPOPなテイストや6曲目の浮遊感のある世界。
この辺りはもうUK ROCKの世界そのものである。
実に器用な連中だと思う。
一見真っ直ぐにやりながらひねくれた部分もあり
ここぞという時に魅せてくれる辺りは本当巧みだと思う。
ただ前作の壮絶な勢いには届いてないかもしれない。
だからと言ってこのアルバムに悪い要素はほぼ無である。
彼等のスピードは止まることを知らない。