「CANNIBAL」STATIC-X

Cannibal

Cannibal

Koichi Fukuda
ワールドワイドで活躍している日本人の中でも
彼ほど知る人ぞ知る存在の人はいないだろう。
しかしながら"EVIL DISCO"ことSTATIC-Xにおいて
彼は無くてはならないギタリストなのだ。
Koichiさんがいなかった時期のSTATIC-Xは
それほど悪くは無いが何か物足りなかった。
切れ味の良い部分もあったが脆い部分もあり中途半端だった。
彼が在籍したHARD CORE全快の1stとは明らかに違ったのだ。
そしていろいろあって彼がBANDに復帰したときに
このBANDに一筋の光が舞い戻ったと感じた・・・のは言い過ぎか。
とにかくKoichi Fukuda本格復帰となる新作だが
ヤバい!!! ヤバすぎる。やはり彼の復帰は正解だった。
のっけから飛び出すフロントマンWayne Staticの怒号!
デジタルの不協和音が混ざりつつ加速するリフの嵐。
そして唸るように高くそして速いギターソロ!!!
これだよ。これを待ってたんだよ!!!
全二作のメロディアスな部分を最小限に押さえて
彼等の醍醐味とも言えるHARD CORE要素を前面に出した一作。
BANDの顔とも言えるWayneの研ぎ澄まされたシャウトは健在。
そこにKoichiのGtがBANDを更なる成長へと導いた。
特に2曲目「NO SUBMISSION」冒頭のTHRASHリフはシビれる。
この暴虐さこそがSTATIC-X!!!
しかし打ち込みのあるHARD COREは妙にひねくれて面白い。