「ZEITGEIST」SMASHING PUMPKINS
- アーティスト: スマッシング・パンプキンズ
- 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
- 発売日: 2007/07/11
- メディア: CD
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怒り狂って帰ってきた。
怒りの激音を奏でながら帰ってきた。
アイツの名はBilly Corgan 。
怒れる激音を奏でるBANDの名はSMASHING PUMPKINS 。
2007年は復活の年とも言われている。
日本だけではなく世界各地で
一度解散したり活動停止したBANDが動き始めた。
その中でも特に嬉しかったのが
RAGE AGAINST THE MACHINE
ヌンチャク
そしてSMASHING PUMPKINS(以下スマパン)だ。
スマパンの解散は涙の解散だった。
インタビュアーまで涙するのがのが印象深かった。
その後彼はZWANという温厚なメロディを奏でるBANDを結成。
凄く楽しそうにやっていたがすぐ解散。
その後ソロアルバムで80年代ニューウェイヴ路線を開拓し
彼は彼なりに活動していたが何か物足りなかった。
それは衝動的なノイズに満ちたROCK SOUND!!!
解散前のアルバム
「MACHINA/The Machines of God」は凄かった。
美しいメロディと狂ったノイズが融合したSOUNDは
自分がスマパンにハマるきっかけを作った衝撃だった。
あれから7年の歳月が流れてすっかり垢を取ったBillyと
唯一の盟友Jimmy Chamberlinのみでスマパンは蘇った。
その復活アルバム「ZEISTGEIST」は
Billyがこれまでに溜めた怒りと恨み辛みを一気に吐き出す
想像を絶するほどHEAVYでROCKに満ちたSOUNDだった。
アルバムの前半はほとんど怒りで生め尽くされている。
特に現代のアメリカへの
メッセージを徹底的に描いた「UNITED STATES」は
インストメンタルパートにおいての激情ぶりが最高潮だった。
その後は割とメロディアスな曲も入ってくるが
やはり前半の圧倒的なLOUD ROCK SOUNDが残る。
Jimmyの激速轟音ドラムも半端ではない。
ここぞと言うときに魅せるプレイが心を掴んで放さない。
そしてBilly。あれほどの甘い声を持っていながら
あれほどの衝動生を奏でる音を奏でられるから凄い。
アイツが帰ってきた。
天性の甘い歌声と内に秘めた狂気と共に帰ってきた。
アイツの名はBilly Corgan 。
彼のBANDの名はSMASHING PUMPKINS 。