「AUDIO WAR」INSOLENCE

オーディオ・ワー

オーディオ・ワー

90年代のMIXTURE ROCKは様々な型が存在していたが
その中でも一際異彩を放っていたのがこのINSOLENCEだ。
レゲエとHEAVY ROCKを融合させた彼等のSOUNDは
当時レゲエに関してスローで穏やかな印イメージがあった自分に
「こんな攻撃的なレゲエがあったのか!」と衝撃を与えた。
BAD BRAINSを知らなかったってのもあるけど)
自由奔放でいかにもレゲエのVoな印象を持つMECHALと
攻撃的でHARD COREの印象を持つMARK HERMANの
2人の対称的なVoの掛け合いが絶妙にハマっており
サイケデリックかつHEAVYなMIXTURE ROCKも良く
1st ALBUM「REVOLUTION」は
まさにタイトル通りの革命的な1枚だった。
その後2nd ALBUM「STAND STRONG」では
キャッチーでよりレゲエ向きなSOUNDへと進化して
今作から加入した日系人DrのGUCHIことKEVIN HIGUCHIの
見た目以上に(←おい)野生的なドラミングが好印象だった。
それからなんと4年ぶり(!)のリリースである。
正直待ちくたびれたという思いがあるのだが
(各自ソロ活動やっていたらしい)
待った甲斐あって何十倍にも破壊力を増して帰ってきた。
のっけからノリノリのグルーヴにのっけて
HEAVYなBAND SOUNDと共にMARKが吼えまくる。
そしてすかさずMECHALがピースフルな唄を入れてくる。
彼等はこの数年間で本質は何も変わっちゃいない。
だけど心と底力は格段に上がってきている。
アグレッシヴでノリにノレる久々なMIXTUREの決定版。
LOVE & PIECE & HEAVY!!!