「mozaiq」BLOOD STAIN CHILD

MOZAIQ

MOZAIQ

正直に言うと
En●er S●ika●iは自分の中では微妙なのだ。
RAVE meets METALという発想は斬新かもしれないが
結構アンバランスな部分も多いし
あと妙にEMOな部分もあったりもして
結局曲に含まれるジャンルは多彩だけど
統一感やオリジナリティがほとんど感じられないのだ。
だから彼等の本質が凄いかどうかは次にかかっている。
あと理由はもう一つある。
それはRAVE meets METALというジャンルにおいて
彼等を凌駕する存在が現れたからだ。しかも日本に。
というわけでBLOOD STAIN CHILDである。
彼等の存在を知ったのは3rd ALBUMの「IDOLATOR」で
アイドレイター

アイドレイター

普段はほとんどの国産METALをケチョン×2にけなす
(↑おい)某METAL誌で以外と好評価を得た事から
興味が沸き購入に至ったのだがその完成度の高さに驚いた。
彼等のビジュアルから多少誤解されるかもしれないが
彼等のMETAL技術、そして実力は一級中の一級だ。
殺傷力の高いDEATH THRASHに加えて
楽曲を彩るサンプリング満載のKeybordも個性的だ。
そんな彼等の2年ぶりの新作だが良い意味でブッ飛んでいる。
サンプリングが前作を遥かに凌駕して
CLUB MUSIC化しておりもうTRANCEと言ってもいいほど。
しかし彼等の本質はあくまでもメロデスであり
TRANCEの勢いを上手く利用して壮絶な激音を放つ。
これまではBaがDEATH VOICEを兼任していたが
今回から専任Voが加入。彼もまた申し分無いSCREAMERだ。
唯一の難点はメロディックVo(Gtの片割れが兼任)が
インパクト不足なところだがそれほどマイナスでもない。
電子音とMETAL NOIZEで洗練された轟音の嵐は必聴。
極めつけはラストのカヴァー曲!
前作はLUNA SEAの「TRUE BLUE」を
見事にメロデススタイルに変貌させたが
今回はTRFEZ DO DANCE
って幾らなんでもそれは無茶しすぎだろう!?!
しかしサンプリングに多少YUKIのVoやDJ KOOのMCを入れつつ
サビではここぞとばかりにDEATH THRASHで攻めまくり。
「踊る君を見てるぅううう!!!」としっかり吼えています。
狂い踊れ!!!