「Singularity」mae

Singularity

Singularity

個人的な意見ではあるが好きなEMOの条件は
メロディが良い、音に個性がある、HEAVYな一面もある
と自分の中で決めてある。
だからまあ最近ピアノを重点的に置いたEMOが多いけど
あくまでも音はGtを重点にしておいて
Keyはむしろ個性的な部分で目立った方が良いかな
と自分的にはそう思っていますが
そういう点においてはこのmaeは良く出来ている。
とは言ってもmaeの特徴は美メロだ。
特に前作「The Everglow」での繊細な鍵盤の調べは印象深い。
だが同時に曲そのものは純粋なGUITER ROCKでもあり
そこにあの鍵盤が加わることで極上の旋律が生まれるのだ。
(↑まあそれに気づくのは発売してからずっと後なのだが)
今作においても彼等の聴き所は健在だが
前作に比べるといきなりHEAVYな音をかます辺りに
彼等のHARD ROCKな一面がかなり強調されているように思う。
少林寺の映画に出てきそうな風貌の(←コラ)Key担当
Rob Sweitzerも今回はシンセを多用しており
壮大な色取りをつけつながら聴き所はしっかり押さえる。
それでいてVo(Dave Elkins)の歌声は透明感あって心に響く。
全体的に凄くROCKで活発的な曲が揃っており
泣かせると言うよりは笑顔にさせるアルバムだ。
ちなみに最大の推薦曲はテンポの良い曲調で
透き通ったメロディと歌声を響かせる5曲目の「ON TOP」。