「UNDER THE SILVER OF MACHINES」LAST WINTER

Under the Silver of Machines

Under the Silver of Machines

MY CHEMICAL ROMANCE のブレイクで
一気にROCKシーンを加速するEMOTIONAL ROCK。
特に最近は壮大で利き手の心を揺さぶる音を放つBANDが
一際輝いた活躍をみせている。
そうした中でここぞとばかりに強力なる新作を投入したのが
フロリダ発の5人組、LAST WINTER
彼等は前作「TRANSMISSION:SKYLINE」で日本デビュー。
その時のSOUNDは聡明で奥行きのある叙情型EMOで
HOPESFALLを少しメロディアスにした印象だった。
しかし今作で彼等は格段に進化を遂げた。
キャッチーでアップテンポな曲が増しており
「耳に残るSOUND」を前提に展開しているのだ。
正直前作は壮大な音作りは印象があったもの、
肝心の曲自体に関してはあまり印象が薄かったりする。
しかし今回は曲の個性が格段に増しており
BANDの新かをこれでもかと感じる一作でもある。
壮大な音作りも良いが注目はやはりVo 。
伸びやかな声で芯のある唄いっぷりは相当な凄腕。
張りのあるVoと奥行きのあるBAND SOUNDが融合した
「聴かせるEMO」の金字塔的作品。
シビれるほどに透明で、深い。