「ODE TO OCHRACY」MANDO DIAO

オード・トゥ・オクラシー

オード・トゥ・オクラシー

凄くアグレッシブな連中である。
2年前のSUMMER SONIC '04。
当時はlostprophets
hoobastankが目当てだった
我輩の心を鷲掴みにしたROCK BANDがいた。
それがMANDO DIAOである。
オルガンを含んだ編成で60〜70年代のROCKをやっているが
古臭い印象は全く無くむしろ新鮮な香りを漂わすBANDだった。
しかしながら生のLIVEを見てホンマに度肝を抜かれた。
根っからのROCK'N'ROLL BANDであると。
レトロでPOPなイメージとは一切かけ離れて
芯からROCKを演って叩きこみオーディエンスと一体化する
野生に満ち溢れたLIVEをやり遂げたのだ。
そんな彼等の新作はこれで3枚目。
ブレイクのきっかけとなった1stは
自由奔放でギラギラしたROCK ALBUMだったが
2ndでは少し落ち着いた感じのテイストに仕上がっていた。
前述でのLIVEもどちらかといえば2ndよりも
1stの曲の方が盛り上がりに強みを魅せており
若干不安だったのだが
137回ものLIVEをこなしたロングツアーを得て
彼等は成長し見つめ直し再び原点へと経ちかえったのである。
初のセルフプロデュースである部分にそれが垣間見える。
このBANDにはフロントマンが2人存在する。
1人はBjorn Dixgard 。もう1人はGustaf Noren 。
共にVo&Gtである。
Bjornは高音で唄い上げるVoであり
Gustafは低音で語りかけるように唄う自由なVoである。
共に違うタイプのVoではあるが
両方ともすんなり溶け込んでしまうのが不思議な所。
これまでは曲によってVoを変えていたが
今作では1曲のみ2人のVoが同時に唄っている曲がある。
プロモーションビデオにもなっている
3曲目「Long Before Rock'n'Roll」である。
この2人のVoの競演が対称的で相性抜群で実にカッコ良いのだ。
その後はそれぞれのVoをフィーチャーした曲が交互に展開されるが
どの曲も双方のVoの良さを上手く引き出している。
それにしても彼等の曲の自由っぷりには心がうずいて仕方ない。
これがROCK'N'ROLLの成せる技である。
本能に酔いしれろ!
 
 
 
妹が帰ってきました。家は荒れ放題デス。