「Hell Songs」DAUGHTERS

「狂う音」とはまさにコレ。
ハードコアの重要的存在
CAVE INが所属するレーベル
Hydra head Recordsより
（日本ではDaymare Recordsから）
新たなカオティックハードコアバンドが現れた。
名はDAUGHTERS。ツインギターの５人組。
その音は実に複雑怪奇である。
とは言ってもカオティック系統の音って
そんなもんだろうと思う人が多いのかもしれない。
しかしながらこのバンドの音は
どのカオティック系統の中でも最も不気味なのだ。
極端に高いギターサウンドに形無きビートが放たるという
「狂暴」をそのまま写し出した音が響く中で
そのVoは吼えることもなく、泣き叫ぶこともなく
まるで演説しているかのように甲高い声で喋っている。
デス声も金切り声でも一切なのだ。
むしろこのVoは鬼才Mike Pattonを連想させる意気揚揚ぶり。
曲は同じリフが２曲続いたりと
ひたすら狂気に満ちた狂いっぷりを魅せているのに
Voは妙に明るいのでかえって不気味に聞こえるのである。
今作は全曲の演奏時間が30分にも満たないために
LIVEトラックも収録されているのだが
こちらでは叫んだり声を荒げる一面も垣間見える。
とにもかくにもひたすら不気味。
異様な「狂い咲き」っぷりに耳を傾けるべし。
　
　
　
いつの間にコラボしてたんだ？
木村カエラとBEAT CRUSADERS。