「A MATTER OF LIFE AND DEATH」IRON MAIDEN

ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス〜戦記

ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス〜戦記

10曲で72分。
ヤバいくらいの大作である。
JUDAS PRIESTと並ぶNWOBHM
最重要的存在、IRON MAIDEN
長い歴史を経て親父に近い年齢となった彼等だが
現在もMETAL界を爆走するMETAL親父となっている。
その彼等の最新アルバムをリアルタイムで聴けることに
敬意を払いつつも(←信者か!)感想書くのだが
しかしホンマに今回は凄い博打に出たと思う。
今の世の中に警告を送るという形で
「現代の戦争」を主題にした楽曲で構成され
ジャケットを含めて暗い雰囲気を前面に押し出した
プログレと言ってもいいほどの壮大な1枚に仕上げたのである。
違う個性の楽曲で構成された前作
DANCE OF DEATH」とはえらい違いである。
MAIDEN史上最も暗いアルバムと言っても良い。
それほどの現代における社会の現状が
BANDのリーダーであり職人ベーシストでもあり
そしてMAIDENのアルバム制作をほぼ手がける
Steve Harrisの鋼鉄魂に火をつけたのだろう。
高くパワフルなVoであるBruce Dickinsonの歌声は
懇親の力を込めて拳を突き上げるほどのパワーに満ち溢れている。
しかしながら最も印象的だったのは
トリプルギターで駆使されるギターアンサンブルである。
今回のアルバムはソロよりもアンサンブルを重視しているのだ。
確かにギターソロで張り合うのも
HEAVY METALの魅力の一つではあるのだが
3つの異なったメロディのギターが絡み合うのも
それはそれで一つの魅力でもある。
個性よりもバンドの一体感と曲の良さを重視しており
かってない壮大なる協奏曲を生み出したのだ。
原爆を生み出した非常なる運命を唄った3曲目
「BRIGHTER THAN A THOUSAND SUNS」や
曲の展開やバンドの一体感に貫禄を見た
9曲目「LORD OF LIGHT」
悲壮的なアコースティックで幕を空け
そして締めたラストの「THE LEGACY」等
圧倒的な存在を持つ楽曲に耳を聴き入れて欲しい。
最も大胆で最も異端で最も壮大なる一枚。
 
 
 
麻のバイトを終えて家に帰ったら
玄関に味噌汁が置いてあった。
「玄関に何を置いとるんじゃ!」
と、出かける寸前の母に言ったら
「だってあそこが一番涼しいから
 腐らないかなと思って。アツの味噌汁
 
 
 
オレのかよ!!!