「ELEVEN FIRE CRACKERS」ELLEGARDEN

ELEVEN FIRE CRACKERS

ELEVEN FIRE CRACKERS

真ん中にド直球。
このBANDの楽曲はストレートである。
しかもスケールのデカいストレート。
ロディックでエモかかってるけど
ここぞと言うばかりにど真ん中に叩き込んでくる。
しかもこれでもかというくらいHEAVYである。
精密に作られているけど本質は分かりやすい。
だからこんなにも聴く者を引き付けられるのだと思う。
しかし今回は前作、前々作よりも若干トーンが違い
作り手の心情の変化がはっきりと現れている。
ぶっちゃげて言えばネガティヴな曲が多いのだ。
インタビュー等を見れば分かるように
今回のアルバムは制作にかなり難航して
ギリギリにまで仕上げて完成した渾身の1枚である。
それゆえにBANDの入れ込みようも半端じゃない。
どの楽曲も爆発的な個性があふれ出ている。
特にVo(細美武士)は凄く唄いこんでおり
透明感溢れるメロデッィクな声は一気に感情を盛り上げる。
そして演奏はより一層重さと激しさを増しており
現時点で最もパンチの効いたSOUNDと化している。
ド真ん中。ストレート。メロディアス。HEVAY。
それが「青い春」。
 
 
 
ハチミツとクローバー 10 (クイーンズコミックス)

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やべえ。
ラストシーンが頭から離れませんわ。