「XENOSAPIEN」CEPHALIC CARNAGE

Xenosapien

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BLUTAL DEATH METALの極地はテクニカルである。
それはもう開いた口がふさがらないほどの圧倒的な演奏力。
以前紹介したDYING FETUSもそうだが
ブルータル・メロディック・カオティックの3点において
ある意味頂点に君臨するのは間違い無くこのBANDだろう。
デンバー出身の5人組、CEPHALIC CARNAGE
彼等の音を最初に聴いた時はとにかくビビった。
のっけから洪水のように押し寄せる轟音の嵐。
濃いガデラルヴォイスに複雑なメロディとリズムの融合。
さらに曲の合間に本来とはかけ離れた音楽(カントリー等)を入れて
彼等の異端ぶりに拍車をかけたりと想像を絶する音楽だった。
でもそれこそが彼等にしてはしてやったりなのだ。
CEPHALIC CARNAGEの放つDEATH METALは
数あるDEATH METALの中でも最高に奇抜で異質である。
そして今作もまた彼等のキワモノぶりを知らしめた。
複雑で暴虐なブルータルサウンドは健在。
ギターのメロディも妖しさをより輝かせている。
さらに中盤では重々しく古風なクラシカルサウンドを出し
ロディックなVoを入れることで新たな一面を魅せている。
しかしそれを除けば全て狂気の音楽絵巻の連続だ。
濃厚で際どくて暴れまくる壮絶な1枚。
狂って極まる!!!